
高校を卒業した後、進学するか就職するかで悩む人は少なくないだろう。そんな中全ての人が気になるのは「就職することができるか」ということではないだろうか。
やはり高卒者よりも、大学や専門学校に進学した方が就職に有利というイメージは強い。特に大手企業や給与の良い職などは、高卒者が就くのは難しいと考える人は少なくないだろう。しかし高卒者は日本に数多く存在する。
では高卒の現実はどうなのだろうか。就職できるのか?高卒の将来はやばいのか?進学した人との違いはあるのか?そんな様々な疑問や不安を抱く人もいるだろう。
本記事では高卒が就職するにあたって待ち受けている困難や、なぜ難しいとされるのかなどを紹介していこうと思う。進路に悩む人の参考になれば幸いだ。
高卒の現実ってやばいの?生きていける?
高校を卒業した後、進学を選ばなかった人の現実はどうなのか?高卒者は進学した同級生たちよりも先に社会人になる。だが高卒が就職するのは難しいとよく聞く。
こちらの記事でも書いたが、高卒の現実は決して良いとは言えないだろう。
実際、大学を卒業した人との就職活動などに違いはあるのだろうか。高卒は職に就けず苦労するのか、就職した後も困難が待ち受けていたりするのか。気になることや不安は多いだろう。
高卒でも生きていける
実際高卒でも就職し、生きていくことは可能なのか?その答えは「可能」である。
「高卒は生きていけない」といった言葉を目にすることがある。大学や専門学校へ進学することがメジャーとなっている今、高卒者はネガティブな言葉を目にすることがあるだろう。
しかし実際には高卒で働く人はかなりの人数いる。文部科学省が発表している卒業者数と就職者数を見てみるとわかるだろう。年によってバラつきはあるが、20万人以上もの人が就職を希望している。それらすべてが生きていけないとなると社会的に大問題である。なので高卒者が生きていけない、ということは決してないだろう。
社会での高卒の扱いとは?
では高卒は社会でどう扱われるのだろうか。やはり基本的には大卒者と比べられることが多いと思われる。 一般的に大卒と比べ「勉強ができない」や「頭が悪い」といったイメージを持たれるだろう。また「収入が低い」「出世ができない」などのイメージも多く見受けられる。やはり大学に進学した人は頭が良く、勉強も仕事もできるように見えるのだろう。
大手企業などでは給与や待遇が、高卒と大卒で違ってくる場合もある。なのでやはりネガティブなイメージが強いかもしれない。 しかし実際には高卒でも出世している人はいるし、事業で成功している人も多い。高卒だからといって必ずしも酷い扱いを受けたりすることはないだろう。
大卒と比べて高卒は何が違うの?
やはり大卒と高卒には違いが生まれる。大まかに3つほど紹介しよう。
1.社会へ出て自立するのが早い
当たり前だが高校を卒業して就職をするので、高卒者の方が社会人歴は長くなる。大卒者よりも4年間早く社会人となるが、この差は意外と大きかったりする。特に技術を身につけることが必要な職業では、4年先に修行ができると考えると大きな差であると言えるだろう。この4年の差で一人前になるのも早いだろう。 また先に就職するため金銭的な自立も早いと言える。大学生と比べてお金を自由に使うことができる。実家を出て一人暮らしをしながら働く場合は、精神的な自立も早くなるだろう。 高卒者は社会人歴が長く、金銭的にも精神的にも自立するのが早くなると言えると考える。
2.給与や平均年収が違う
やはり大卒と高卒では給与や平均年収に差が出る。同じ会社でも初任給に差がある場合もあるのだ。
初任給や基本給に差があるということは、生涯年収も高卒と大卒では異なってくる。厚生労働省が発表している「学歴別にみた賃金」の表を見てみると、やはり大卒者の方がもらっている賃金は多い。
引用元:厚生労働省
また大企業では初任給や退職金の差が顕著であり、中小企業では差が少ない。大手企業などはそもそも大卒者しか採用していないこともある。なので大卒と高卒では生涯賃金や平均年収に差が生じるのだ。
3.求人の選択肢が違う
大卒と高卒では選べる求人が違ってくる。求職活動をしているとき応募条件に「大卒以上」と書かれているのを目にしたことはないだろうか。特に大企業は求人を大卒以上に設定して募集している場合が多いのだ。なので高卒者は応募できない。
また医師や薬剤師など、大学に入って勉強・実習を経てからでないとなれない職業もある。これは大学を卒業しなければ、国家試験を受けることもできないので、進学していないと無理である。
そのため大卒と高卒では求人の選択肢が違うと言える。
高卒ってやばい?仕事がないって本当?

ここまで大卒との違いなどを紹介してきた。やはり高卒に比べ、大卒は就職にも有利であると言えるだろう。ただし高卒で働いている人は数多くいる。実は高卒で就職できなかったという人は少ない。
高卒の就職は求人が少なくてやばい?
高卒の就職は求人が少ないとされるが、それは何故なのか。先ほども紹介した通り、大企業は求人で「大卒以上」と設定している場合が多い。特に新卒採用では多く見られる傾向にある。また高校を卒業し進学しなければ取得できない資格関係の仕事も、高卒者には就けないだろう。
他にも学歴不問であったり、高卒以上に設定されていることもある。中小企業には多く見られるだろう。しかしそういった求人には大卒者も応募できるのだ。なので大卒と比べると応募できる。
そういった理由から大卒に比べ、高卒は仕事が少ないと感じるのだろう。
高卒のサラリーマン
高卒でも就職し、サラリーマンとして生活を送っている人は多い。中でも人気が高いのが公務員だ。
やはり公務員は安定しているイメージが強く、定年まで働きやすい。また業績が悪化してリストラされたり、倒産したりという心配も少ない。こういった理由から人気が高いのだ。
高卒でサラリーマンとして勤務している人は、高校在学中に就活を行っている場合が多い。高校生の就活は学校を通して行う。学校推薦というものもあるので、卒業してから就職するよりも、在学中に就活を行う方が先生と相談したりできて良いだろう。
高卒のフリーター
高卒でフリーターとして生活している人も少なくないだろう。高校在学中にしていたアルバイト先にそのまま勤務し続けている、バイトでも生きていけるだろうと就活をしなかったなど様々な理由があるだろう。
実際20代など若いうちはフリーターでも生活できるし、体力もあるので長時間労働も可能だろう。しかし年齢を重ねるにつれ、アルバイトも採用されづらくなり体力も落ちるため仕事の幅が減る。就職も難しくなってくるのが難点だ。
高卒の転職はやばい?高卒がダメな理由は?

高卒が就職することはできる。だが転職はどうなのだろうか?新卒で採用され就職し、何年か働いたとき転職がしたいと思うこともあるだろう。もっと給料のいいところで働きたい、待遇に満足していないなど理由はいろいろとあるだろう。
では高卒の転職事情は実際どうなのか。紹介していこう。
高卒だと転職が難しい
高卒だと転職が難しいと言われることがある。それは何故なのか。
やはり「学歴」がネックになってしまうと言えるだろう。転職をするために求人を見ていると「大卒以上」と設定されている場合も少なくない。こういった場合は応募できないため、その求人は除外しなければならない。
またその他の高卒者が応募できる求人には、大卒者も応募できるため競争率が高くなってしまうのだ。何かアピールできるスキルや知識、資格を持っていないと厳しい戦いになってしまうかもしれない。
なぜ大卒に比べて難しいの?
やはり大卒と比べて求人の数が少なく、応募できる選択肢が少ないことが理由としてあげられる。選択肢が少なければ理想とする求人が見つからない可能性もあるのだ。応募できる求人が少なければ、採用される確率も少なくなるだろう。 また書類選考なども大卒者の方が通りやすく、有利であると言えるだろう。学歴がネックとなって選考通過しないことがあるのだ。やはり同じ求人へ応募したとき、学歴だけを見れば大卒は有利なのである。ここで差をつけるためには学歴意外の武器が必要となってくる。 こういった理由から、大卒に比べると高卒の転職は難しいとされるのではないだろうか。
高卒でも転職する方法
しかし高卒は絶対に転職できないということはない。人手不足に悩む企業は少なくない。そのため学歴不問や未経験者歓迎など、応募しやすい求人もたくさんある。
また自分が今まで経験してきた業種や、持っている資格を活かせる仕事を選ぶことで転職が成功する確率が上がるだろう。経験があったり資格を持っていれば、即戦力になると判断してもらいやすいためである。
昨今は転職サービスなど転職を支援してくれるサービスもある。転職のプロと相談して転職活動を行えるので、どうやって転職活動したらいいかわからないという人にはうってつけだ。
高卒はやばい!生きていける?現実はどうなの?

高卒として社会に出て、一番気になるのはやはり「今後も生きていけるか」ということではないだろうか。大卒と比べ生涯年収が低いと言われると、将来これでいいのか不安になる人も多いはずだ。厳しい言われることがあるのも現実にある。今後を考える上で少しでも参考になれば幸いだ。
高卒でも生きていける!
高卒でも生きていけるので安心してほしい。生涯年収に差があろうとも、生きていけないほど低いということは少ないだろう。また資格を取得したりスキルアップを図ることで、その差を埋めることができることもあるはずだ。高卒だから将来はやばい!生きていけない!などと悲観してほしくない。
しかし厳しい現実も。やめとけと言われる理由3選
しかし高卒では厳しいとされる現実もあるのだ。高卒はやめておいた方がいいと言われる理由を3つ紹介しよう。
1.社会へ出るのが早い
社会進出が早いことがメリットになる場合もあるが、デメリットになる場合も多い。やはり大学へ進学した人たちに比べて、自分の時間は少なくなる。どうしても学生に比べフルタイムで勤務する社会人は忙しくなる。そのせいで高校生の頃仲良かった友人と疎遠になったということも少なくないだろう。
2.選択肢が狭くなることも
高校生という社会経験の少ない若いうちに就職先を決めなければならない。そのため自分に合った職業がわからず、なんとなく就職先を選んでしまったということもあるだろう。また自己分析が出来ておらず、選んだ職業が自分に合わなかったということもあるかもしれない。まだ社会経験が少なく未熟な高校生の視野は狭い。そのため選択肢を狭めてしまっていることも考えられる。
3.のちのち後悔する可能性も
高校を卒業し就職した後で、やりたいと思える仕事に出会う可能性もある。転職しようと考えても、その求人の応募資格が大卒以上と設定されていたら応募できない。応募できたとしても大卒と競って落ちてしまう可能性もある。あの時進学しておけばよかったと後悔する可能性も捨てきれない。
高卒はやばい!しかし自分次第で道は開ける
ここまで高卒はやばい、きてはいけるがやめた方がいいとデメリットを紹介してきた。たしかにデメリットはあるし、進学した方が有利になることは多いだろう。
しかし理由があって進学できなかった人だって少なからずいる。高卒だからといって人生を悲観する必要はない。
- 高卒は大卒に比べて初任給や待遇、平均年収が違う。
- しかし高卒は生きていけないということはない。
- 自分の努力次第で道は開ける!
進学しなくても勉強をすることはできる。資格を取ったり、仕事に関することを学んだりすることに学歴は関係ないのだ。自分の努力次第で大卒との差を縮めたり、超えることだってできるだろう。ぜひ自分に合った方法で、自分の理想への道を開いて行って欲しいと思う。







