文系は就職できない?3つの就職支援サービスとは?

「文系には就職先がない」そんな風に言われたことや、聞いたことはないだろうか。進路を決める時や就職を考えた時、そんな言葉を見ると不安になってしまう。目的があって文系へ進んだのに就職先が見つからず途方に暮れるなんてことは避けたいところである。

大学には「文系」と「理系」があることはみんな知っているだろう。それぞれ学ぶ分野が違うため、就職先も異なることが多い。しかし文系だけ就職が難しい、就職先がないなどと言われてしまうのだ。
それはいったいなぜなのか。

本記事ではなぜ文系が就職できないと言われているのかや、理系との就職先の違いについて紹介していこうと思う。文系の就職にまつわる疑問や不安を解消する手助けができれば幸いだ。

文系が就職できないといわれる理由は?

文系が就職できないといわれる理由は?

大学を卒業した後、だいたいの人は就職すると思う。なので在学中に就職活動を始めるわけだが、そこで「文系は就職できない」と聞かされては絶望してしまうだろう。

では果たして文系は本当に就職することができないのか?文系と言っても大学には公立と私立がある。4年で卒業する人もいれば大学院生になる人もいるだろう。ここからは文系が就職できないとされる理由や、私立大学や文系院卒では違いがあるのかに迫っていきたい。

文系の就職が難しいと言われるのは●●だから

文系の大学生が就職が難しいと感じるのは「企業にアピールできることが少ない」からだ。就職活動をするうえで欠かせないのが、自己をアピールすることである。大学生活で何を学んだか、何を身につけたかをアピールする必要がある。

文系の大学で語学を学んできたと言っても「英語がペラペラになれた!」など具体的に身についたスキルがなければアピールするのも難しいかもしれない。大学で学んできたことが就きたい職業に直結していなければ就活時に悩み、就職が難しいと感じるだろう。

文系大学卒と文系院卒では違う?

では文系大学卒と文系院卒では就活や就職に違いがあるのか気になるところだ。4年で卒業する大卒と進学し、2年プラスで学んだ院卒ではやはり違いはある。

まず年収に違いがある。大卒に比べて院卒の方が初任給や年収が高い。厚生労働省が発表する令和3年賃金構造基本統計調査を見ると違いがわかるだろう。 令和3年賃金構造基本統計調査 大卒の年収が225万となっているのに比べ、院卒では253万円となっている。20万円近く年収の差が生まれるのだ。

また就職において求められていることにも違いがある。基本的に企業は大学院生に専門的な知識やスキルを求めている。すぐに企業で活躍できる即戦力となるかを就活ではチェックされているのだ。大学院卒者の場合、専門性の高い企業や業界に有利であると言えるだろう。

私立文系は就職が決まらない?

私立の文系大学は就職するのが難しいと聞いたことはないだろうか。やはり文系は具体的なスキルや資格がないことが多く、アピールポイントが少なく就職が難しいと感じることもあるだろう。

また純粋に私立文系卒の就活生の人数が多いということも要因に挙げられる。理系の大学より文系の大学の方が数が多いのである。必然的に文系の生徒が多くなるので、文系に人気の仕事ではライバルが多くなる。そのためなかなか就職できない、就職が難しいと感じる人が多いのではないかと思われる。

理系に比べて文系は不利?就職できないという噂の真実とは?

理系に比べて文系は不利?就職できないという噂の真実とは?

大学には主に理系と文系がある。なぜ文系だけが就職できないといわれるのか、理系とは何が違うのか疑問に思うこともあるだろう。

たしかに理系とは学ぶ分野が違う。なので選ぶ就職先に違いがあるのはわかる。では文系にしかできない仕事はあるのだろうか?文系にはできない仕事はあるのだろうか。そういったところも気になる。併せて紹介していこう。

理系に比べると就職が不利と言われるのは●●だから

理系に比べて文系の就職が不利と言われるのはズバリ「理系にしかできない仕事がある」だからだ。理系といえばプログラミングや化学的な研究をしているというイメージが強い。

しかし薬学部や医学部、農学部も理系の大学に含まれる。なので薬剤師や医師、農家なども理系の就職先である。これらは専門的な知識や実習、資格が必要になるため文系の生徒がいきなり就職するのは無理だ。やはり決まった大学、学部へ進学して勉強する必要がある。

また文系と違い、理系は専門的なスキルを身につけられる場合が多い。専門知識を深く学んでいく学部が多いのが理系の特徴である。学んできた学問に関連した職業に応募すれば採用される確率は高い。理系の多くが身につける専門的な知識やスキルは就職する際に有利になることがあるだろう。

文系にしかできない仕事はあるの?

では逆に文系にしか就けない職業は何があるのか。主な職業としては「臨床心理士」や「司法書士」「通訳案内士」などがある。特に臨床心理士になるには大学で心理学を学び、大学院へ進学し必要なカリキュラムを学ぶ必要があるのだ。その後資格を取るために試験に合格しなければならない。他の2つも資格を取る必要があり、どれも合格率は低い難関な試験となっている。文系にしか就けない仕事はかなり限られており、着ける人は少ないだろう。

文系に不向きと言われる職業は?

文系に不向きとされている職業の中に「システムエンジニア」がある。

SEの仕事は、顧客の要求から仕様を決定し、大まかな設計をするまでの情報システム開発における上流工程を担当します。その際、予算や人員、進捗管理などのマネジメント業務も大切な仕事です。ただし、企業や開発チームによってSEの仕事内容は異なることもあります。SEが担当する上流工程は「要求分析・要件定義」「基本設計」「詳細設計」「テスト」などの業務です。

システムエンジニアは文理関係なく就けるとされている。しかし数学に強くないと難しいとされることも多い。基本的に理系に比べて数学を学ぶ時間も、数学が得意だという人も少なくない。そのため何かと計算することが必要とされるシステムエンジニアに就いても数学に躓き、ついていけないなんてこともあり得るのだ。またシステムエンジニアにはプログラミングの知識も必要だとされる。プログラマーも理系のイメージが強いだろう。

文系に進んだ人が理系色の強い職業に就くのはあまり向いていないと言えるかもしれない。

文系は就職できないなんて言わせない!

文系は就職できないなんて言わせない!

文系には就職が難しい、就職できないとネガティブな意見が多く見られる。そんな意見を目にしたら不安になる。就活生なら特に悩んでしまうだろう。しかし文系だからといって絶対に就職できないなんてことはないのだ。就職率を見ると理系も文系も差はない。

いくつか文系にとって就職が難しいと感じる要因を紹介してきたが、感じ方には個人差があるだろうし得手不得手は誰にでもある。なので就職できないかもとあまり悲観しないでほしい。

また文系におすすめな業界もいくつかあるので紹介しよう。ぜひ就職先を考えた時の参考になれば幸いだ。

文系におすすめの業界と主な就職先6選

文系におすすめの業界がいくつかある。6つほど紹介しよう。

①金融

金融とは銀行や証券会社、保険会社などがある。お金を融資したり、お金にかかわる商品を売ったりする。金融業は福利厚生が手厚いことが多く、収入も高い傾向にある。 またお金に関する専門的な知識が身に付くという点もおすすめだ。他の業界では身につけるのが難しいような、財務などの知識を研修などで勉強するため身につけることができる。お金は生活する上で欠かせないのでお金に関する知識を学べるというのは嬉しいポイントではないだろうか。

②不動産

不動産業の中でも営業職は特におすすめだ。頑張りによってはかなりの高収入が見込める。なぜなら不動産の営業は固定給にインセンティブがつく形が一般的だからだ。成績次第で同世代の誰よりも稼ぐことも可能だろう。 しかしノルマなどが厳しく、多忙を極める場合もある。営業はちょっと無理そうだという人もいるだろう。不動産業界には営業以外にも物件の管理、事務など職種は多様なので自分に合った職種を選ぶことも可能だ。

③公務員

やはり安定しているイメージの強い公務員もおすすめである。景気などに大きく左右されることがなく、経営不振によって給料が激減するということがない。そこが最大のメリットだと言えるのではないだろうか。 また公務員は一般企業と違い、就活では公務員試験を受けるだけでいい。一般企業は何度も面接を受けたりする必要があるが、2回の受験で済むので勉強すれば就職できるのは嬉しい。

ここからは文系を卒業した人たちが主に就職した先を紹介しよう。応募できる求人はたくさんあるが、やはり文系の就職先として事務や営業職は人気が高い。

④総合

総合職とは将来の管理職や幹部候補であり、企業の採用コースの一種である。総合職には「技術系」と「事務系」があり、文系には事務総合職の人気が高い。事務総合職は人事や経理、総務などを担当しその仕事は多岐に渡る。 企業の中枢として携わる業務も幅が広く、給与も一般職より高い事が多いので人気が高い。幅広いスキルを身につけたい人や、たくさん稼ぎたいという人は総合職を目指す傾向にある。

⑤事務

事務職は女性を中心に人気の高い職である。書類の作成や来客・電話の対応、データ入力などを行う。「事務」と言っても一般事務・営業事務・学校事務・医療事務などがあり、一般企業だけでなく学校や病院など自分に合った場所、業務形態で働けるのも魅力の一つだ。事務職はどれも他の社員をサポートする職種であり、デスクワークが中心だろう。

⑥営業

やはり文系が就職する先で一番多いのは営業職である。営業職は会社の商品やサービスを売ることが主な仕事である。飛び込み営業や訪問営業がイメージとして強いのではないだろうか。人とのコミュニケーションが大切になる職種になる。

営業職では顧客とのやり取りや商談の進め方などを学ぶことができる。そのため多種多様な企業でも通用する力を身につけられる。インセンティブを設けていることが多いので、営業成績によって高収入も見込める。

就活を成功させる3つのおすすめサービス

就活を成功させる3つのおすすめサービス

就活生は様々な就活サービスを活用して、就職活動を行っていくだろう。たくさんの企業の中から自分の働きたい企業を見つけるのは大変だ。自分に合ったサービスを使うことで理想の企業と出会い、入社することができるかもしれない。

ここでは就活を進める上でおすすめのサービスを3つ紹介していく。就活生であれば知っている人も多いと思うが、ぜひ参考にしてほしい。

①スカウト型採用サービス

就活生が経歴やスキルを登録・公開し、それを見た企業側からオファーが来るというサービスだ。転職の際に使うイメージが強いが、最近では新卒採用にも取り入れられている。今では様々な企業が運営していて、アプリなども充実しているため活用しやすい。

企業や業種からオファーが来ることにより、今までチェックしていなかった世界を知ることができる。自分では気づくことのできなかった企業や業種を知ることがチャンスなのだ。意外な所からのオファーで自分の新たな可能性に出会えるかもしれない。

②オンライン説明会

場所を選ばずに参加できるオンライン説明会は昨今人気が高い。特に地方の学生は就職説明会に遠方から参加しなくて済むので、移動費などがかからずメリットが大きいだろう。忙しい就活生にとって長距離移動が必要なく、スマホやパソコンで参加できるのは嬉しいことである。

オンライン説明会にも種類がある。録画した動画を配信しているものや、Web会議のような状況で起業側と交流しながら参加する説明会もあるのだ。録画配信であれば時間も場所も選ばずに拝聴できるので、バイトの休憩中などのちょっとした隙間時間でも参加しやすいだろう。

オンライン説明会はネット環境さえ整っていれば参加できるので、うまく活用していきたいサービスである。

③就活エージェント

就活エージェントでは就活のプロが担当に付き、就活のサポートをしてもらえるサービスである。担当者が個別面談してくれて、面接での改善点などを教えてくれる。自分では気づけない部分を知れるのだ。 またエントリーシートや履歴書の添削も行ってくれる。エージェントは企業側の目線でアドバイスをくれるので、力強い味方になってくれるのだ。 不採用になってしまた場合もどこがダメだったのか教えてもらうことができる。面接での改善点なども知ることができるので、次に活かすことができるだろう。

文系は就職できない?そんなことはない!

「文系は就職ができない」「難しい」と言われることが多い。専門的な身につけていることが少なく、理系に比べて就活は不利だとされる。しかし実際は理系も文系も就職率に差はない。理系には理系の、文系には文系の良さがありそれを活かすことのできる就職先が必ずあるのだ。

文系だからこの業界じゃないと採用されない、というようなイメージは捨てて欲しい。最近は便利な就活支援サービスも充実している。オンライン上でできることも増えたので、忙しい就活生には嬉しい限りである。支援が増えたことによって自分に合った仕事を見つけることも、自分に合った就活の仕方も見つけることができるだろう。

  • 文系が就職できないとされるのは、具体的なスキルや技術がない場合が多いから。
  • しかし文系と理系に就職率に差はない。
  • 自分に合った就職支援サービスを利用するのがオススメ。

文系・理系などは気にせず、ぜひ自分に合った職業を見つけ挑戦していってほしいと思う。