本格的に就職活動へ取り組むにあたって、何月から準備を始めるべきかわからない人物は多いのではないだろうか。ただなんとなく「面接を受けて問題なければ就職できる」と考える程度で希望する企業がなかったり、何をすればいいかわからず8月になってしまった、と困る者も決して少なくはないはずだ。 特に大学生の場合は普段の講義やアルバイトとの兼ね合いも考慮する必要がある。勉強などに打ち込むあまり、就活準備が遅れてしまうのは仕方ないことなのかもしれない。 しかし、卒業後の進路を思うのであれば8月からでも就活を始めるべきだ。とはいえ、いきなり指摘されても「就活は8月からでも間に合うのか?」と疑問に思う人物は多いだろう。そこで、本記事では8月から就職活動を始める者のために、実際の就職活動におけるスケジュールについて紹介していく。
就活は8月からでも間に合う?就活生が準備を始める時期は?
就活生として本格的に就職活動を始める場合、必ず事前に決めたスケジュール通りに行動する必要がある。このスケジュールはある程度共通していて、早めに就活の準備をしていた就活生は決まった時期にインターンシップやエントリーシート・面接の対策をおこなった上で選考に参加しており、非常に計画的だ。しかし、就職活動の一般的な日程表とはどのようなものなのだろうか。就活スケジュールに関する理解を深めていこう。
就職活動の一般的な日程表について

引用元: 2024年卒の就活スケジュール
上記のスケジュール表はベネッセが運営する就活支援サービスが作成したものだ。 2024卒向けの就活スケジュールだが、基本はどの年代の学生も日程通りに行動する。この表を見れば、大学3年生になってから本格的に行動していることがわかるはずだ。大学2年生までは自己分析を固め、進級してからはインターンシップ対策や企業研究に注力、春にはエントリーを始める。大学3年の夏に行動を始めるのはセーフでも大学4年の夏に重い腰を上げるのは遅すぎる、と考えるべきだろう。4年目の夏には各企業が本選考や内々定を決めるため、それよりも早く動かなければならない。夏に就活を始めた場合におこなうべき対策に関しては後述する。
遅くとも大学4年の夏までには内定を取るべきだと考えられている
引用した『2024年卒の就活スケジュール』に記載してあるように、大学4年の夏には各企業が内々定を終えてしまう。遅くとも大学4年の夏までには内定を取るべきだと考えられているため、可能であれば6月には内定を取って安心を得たいところだ。しかし、就職活動を4年目の夏に始めた場合は一般的なスケジュールとは別の日程を組んで行動しなければならない。その日程も後述する。
就活を8月から始めた場合と早々に準備した場合の差は?
さて、就職活動の一般的なスケジュールは前述した通りだ。続いては就活を8月から始めた場合と早々に準備した就活生の差を紹介する。前者の問題について具体的に言及するため、まずは目を通してみてほしい。
大学をストレートで卒業してもすぐ就職できず苦労する可能性がある
就活を8月から始めた場合に起きる弊害としては、大学をストレートで卒業しても就職できないことが考えられる。つまり、在学中に就職先が見つからない恐れがあるのだ。 そもそも、就活を8月に始める学生の多くは準備が万全ではない。自己分析をおこなっていない人物が少なくないので、まずはその作業を終える必要がある。また、就職したいと思える企業が思いつかないケースも考えられるだろう。早々に準備していた就活生は当然このように苦労しないため、こうしたトラブルを起こさずに就職するには自分が今できること、やるべきこと、やりたいことについてキッチリと考えておく必要があるだろう。 分別が出来れば就職の難易度が下がるため、自己分析を忘れないようにしてほしい。
企業面接で担当者に「自己管理能力不足」だと思われる恐れがある
大半の就活生は早めに準備した上で行動するため、そうした就活生にとって8月から就職活動を始める人物は周回遅れとも言える。 就活生だけでなく、企業側もそうだ。企業面接に行く就活生の時期(スケジュール)が遅れていた場合は「自己管理能力不足」というレッテルを貼られてしまう恐れがある。面接官の心象が悪くなるのは無事就職できる可能性の減少を意味しており、幸先が悪い。悪印象を覆すには自分の持つ長所をしっかりアピールする必要がある。在学中に打ち込んだこと、得意なことは相手側が自分を採用するメリットに繋がっているため、効果的に自己PRする方法をあらかじめ探っておこう。
就活を8月から始めた場合のスケジュールを想定しておこう
就活を8月から始めた場合の懸念事項を理解したところで、具体的な就活スケジュールについて説明していく。就職活動をおこなう時は下記の表のように行動するべきだ。
- 自己分析・企業研究を終える
- 応募書類の書き方や面接時の質疑応答にも充分に備えておこう
- 8月末〜9月以降採用や通年採用をおこなう企業を探す必要がある
- 不採用の可能性を考慮してエントリー数をとにかく増やすべき
自己分析や企業研究は先の項目でも言及したように非常に重要な行動である。 しかし、その他にも応募書類の書き方や面接時の質疑応答、エントリー数、応募する企業など、やるべきことは山積みだ。順に解説していくため、夏に就活をスタートする方の参考にしていただければ幸いである。
自己分析・企業研究を終える
就活生は自己分析と企業研究を必ずおこなうべきだと考えられている。自己分析は自分の長所や適職探しに役立つ。企業研究は志望企業について詳しく調べるプロセスを指しており、事業内容や働き方について調査することで企業への理解を深められるのがメリットだ。特に後者は重要で、就職した後も問題なく働ける労働環境を見つけるには欠かせない作業でもある。興味のある分野や業界を決定した後は本やインターネットに掲載されている情報を参考にしよう。もちろん大手就職支援サイトの情報などを参考にするだけでなく、会社説明会に赴くのも大切だ。 社風を知る良い機会でもあるため、関心を持っている企業が説明会を開いていれば参加してみるべきだろう。希望する業界の動向を定期的に探ってほしい。
応募書類の書き方や面接時の質疑応答にも充分に備えておこう
就活では応募書類の書き方や面接時の質疑応答も重視される。応募書類とは要するに履歴書のことで、企業が真っ先に目を通す重要書類だ。履歴書の記載事項が間違っていたり、あるいは企業の興味を惹かなかった場合、当然採用される可能性は減ってしまう。少しでも関心を持ってもらうためには自己PRが大切だ。また、事前に面接官に聞かれるであろう質問内容に備えておくことで本番でもハキハキ答えられるようになる。担当者の心象を良くするチャンスのため、自力で備えるなり就職予備校や就活エージェントを利用するなり、何かしらの対策は練ってほしい。
8月末〜9月以降採用や通年採用をおこなう企業を探す必要がある
近年は8月末〜9月以降採用や通年採用をおこなう企業が増えている。その他にも秋冬採用などがあるため、8月から就活を始めても充分間に合わせることができるのだ。 コロナ禍になって間もない時期、夏までに採用活動を終えられなかった企業がオンラインシステムを活用した秋冬採用を始めて以降、そうした採用システムは増加し続けている。とはいえ春夏採用よりも採用予定人数は低いため、就職するには自分に合った企業を探すべきだ。長所を活かせる職種、あるいは関心のある職種を見つける必要がある。 上手く探せなかった場合は就活エージェントの利用も視野に入れてみてほしい。数ある就職支援サービスを有効活用しよう。
不採用の可能性を考慮してエントリー数をとにかく増やすべき
エントリー数を増やす。就職活動を始めた就活生の多くは時期に関わらずこの対策を取っている。エントリーしたところで企業に必ず採用されるというわけではないため、不採用の可能性を考慮して回数を増やさなければならないのだ。なお、エントリーの手段は履歴書の送付だけとは限らない。企業の採用ページや大手就職支援サイトに自分の個人情報を記載したデータを送信したり、合同説明会で連絡先などを書いた書類を渡す行動もエントリーに含まれる。企業に「貴社に興味があります」というアピールをして少しでも印象に残ってもらえるように行動しよう。
就活は8月から始めても大丈夫!出来ることを着実に重ねよう
就職活動のスタートダッシュが遅れてしまう就活生は多く、一般的な就活スケジュールをこなせなかったことに不安を抱きやすい。 しかし、本記事の内容を見て理解していただけたように、就活は8月からでも間に合うものだ。特に中小企業であれば通年採用をおこなっている会社が多いため狙い目となる。あらためてスケジュールを再掲しよう。
- 自己分析・企業研究を終える
- 応募書類の書き方や面接時の質疑応答にも充分に備えておこう
- 8月末〜9月以降採用や通年採用をおこなう企業を探す必要がある
- 不採用の可能性を考慮してエントリー数をとにかく増やすべき
まずは自己分析と企業研究を終え、自分が就職したいと考える企業を決めてほしい。時には数十社以上エントリーしている人物を見かけて焦ることがあるかもしれないが、そこまでエントリー数を増やせば逆に管理できなくなってしまう。面接を受ける企業は20社以内に抑えておくべきだ。不採用だった場合、通年採用をおこなう企業へ応募するのが堅実な手段である。今出来ることを少しずつ、着実にこなしていただければ幸いだ。 本サイトでは他にも就活に役立つ情報を記載しているため、興味のある方は目を通していただければと思う。得た知識を活かし、就職活動で上手く立ち回ってほしい。






