就職氷河期対象の公務員試験に落ちた時にやるべき2つの行動とは?

近年、氷河期世代限定で採用する公務員試験が各地で実施されている。

実際、国家公務員の採用を担う人事院においては、2020年から氷河期世代を対象にした採用試験が開始され、199名の方が採用された。氷河期世代とは、バブル経済が崩壊した1993年から2005年に、大学在学中に就職活動をしていた人々のことをさす。民間企業では、氷河期世代の人々が正社員として就職できなかったために非正規雇用として働いていたり、希望退職の対象になったりしている。

そのような背景から、氷河期世代の就職支援や民間企業で培ってきた経験を生かしてほしいと、全国の自治体や国の行政機関において、氷河期世代に限定した公務員試験が実施中だ。公務員は福利厚生がよく、業績悪化による希望退職を募ることが頻繁に行われていない。

そのため、学生だけでなく氷河期世代を対象にした公務員試験も大変人気である。だた人気である分、試験に落ちる人も多い。

この記事では、氷河期世代対象の公務員試験に挑戦したものの、落ちてしまった方向けに記事を執筆した。

ちなみに公務員になっても職場が嫌で転職する人はいる。そういった人の声を集めた記事も執筆しているので良かったら読んでみてほしい。

>>公務員から公務員へ転職?1年目公務員が別の公務員になるコツを紹介

氷河期世代の公務員試験に落ちた!理由は何だったのか?

氷河期世代で公務員試験に落ちた!原因は何だったのか?

氷河期世代の公務員試験は、新卒向けの公務員試験に比べて難易度が高いと考える。したがって、新卒向けの公務員試験に比べて落ちやすい。なぜ、新卒向けの公務員試験に比べて落ちやすいのか。以下、2つの理由を述べていく。

理由①:辛い筆記試験で落ちる

1つ目の理由は、筆記試験の難易度が高く落ちるからだ。公務員試験の筆記試験は試験科目が多く、受験者の間では辛いことで有名だ。受験者数と採用人数が多い新卒向けの公務員試験には、下記のように教養試験と専門試験がある。

教養科目
  • 数的推理
  • 判断推理
  • 資料解釈
  • 空間把握
  • 文章理解
  • 時事問題
  • 社会科学
  • 人文科学
  • 自然科学
専門科目
  • 憲法
  • 民法Ⅰ
  • 民法Ⅱ
  • 行政法
  • ミクロ経済学
  • マクロ経済学
  • 財政学
  • 政治学
  • 行政学
  • 社会学
  • 経営学

そのため、新卒で公務員になりたい人は、教養試験と専門試験を勉強する。しかし、合計で20科目近くの試験があるため、教養試験で勉強しない科目を作っては、勉強する問題のレベルを基礎から普通だけにして応用問題を解かないなど、メリハリをつけた対策を講じる。つまり、筆記試験の最低合格ラインの目安である6割を狙う勉強をしているのだ。

しかし、氷河期世代の公務員試験では話が変わってくる。専門試験がなく、教養試験のみのところが多いため、最低合格ラインが少しだけ上がると考えなければならない。なぜなら、勉強科目が少ない分、勉強すべき科目のレベルが基礎から普通だけでなく、応用問題にも行きわたるからだ。応用問題も対策しておかなければならいのも辛いものがある。実際、東京都の採用試験では、1次試験の筆記で多くの人が落ちているのがわかる。

東京都人事委員会「令和3年度職員採用試験(選考)実施状況」

 

つまり、試験範囲が狭く、少ない科目に全力投球しやすいため、点数を取れて当たり前の世界だ。試験を実施する行政機関によっては、実際の試験の問題も難易度を上げる場合もあるだろう。したがって、筆記試験の対策は十分すぎるくらい対策しなければならない。7割取れればいいという認識で臨んでいると、試験で足元を掬われるので注意が必要だ。

理由②:面接で落ちる

2つ目の理由は、面接で落ちてしまうからだ。氷河期世代の公務員試験の面接では、新卒向けの公務員試験と同様、「公務員を目指す志望動機は何か」「公務員になって何をしたいか」に加え、「これまでの社会人経験をどう活かせるか」など、転職活動の面接に聞かれる質問を当たり前のように聞かれる。

一方、氷河期世代の公務員試験は、就職氷河期世代を支援するための試験だ。したがって、「就職氷河期として苦労したことや困難だったこと」「乗り越えてきたこと」など、氷河期世代ならではの質問が来てもおかしくないだろう。

面接試験は、面接官によって聞く内容も変わってくるので、インターネットで過去に聞かれたことを調べたり、聞かれそうなことはノートに書いたりして、どう答えるかシュミレーションするといい。公務員試験は、質問されたことに対し、論理的に答えることが重要視される。きちんと対策して、面接に落ちないようにしたい。

氷河期世代の公務員試験に落ちた!もう一度落ちないためにすべきこと

氷河期世代で公務員試験に落ちた!もう1度落ちないためにすべきこと

社会人として勉強時間を捻出して公務員試験の対策をしたにもかかわらず、公務員試験に落ちてしまった。

氷河期世代で公務員試験に落ちた場合、どうすればいいのだろうか。以下、対策方法を紹介する。

対策①:なぜ落ちたのかを分析し、徹底的に対策し直す

公務員試験に落ちた場合、なぜ落ちたのか分析し対策し直すしかない。例えば、筆記試験の場合、試験問題の解答結果が公開されるので、自己採点をすることができる。したがって、必ず自己採点をし、どの分野でどれくらい点数が取れなかったのか明確にしよう。

また、筆記試験には論文試験もあるため、そこで落ちた場合もある。論文試験の対策は非常に難しいが、近くのハローワークのような就労支援機関で論文対策してきたか考えてみてほしい。もし、我流でやってきたのであれば、誰かから添削してもらうよう精進するのが大切だ。

一方、面接で落ちた場合、なぜ落ちたのか振り返ってみる。うまく伝えることができなかったのであれば、面接をこなした数が足りなかったり、聞かれるであろう質問に対し、論理立てて話せなかったのだろう。

前章でも述べた通り、氷河期世代の公務員試験は、倍率が非常に高いので対策しすぎくらいがちょうどいい。次の試験に向け、悔しさをバネに対策を続けていこう。

対策②:相談できる現職公務員の知り合いを作る

試験対策に追加して現職公務員の知り合いを作っておくことも、試験対策になる。なぜなら、現職公務員の知り合いが読者自身の中のメンターとなって、行動量を上げてくれるからだ。もちろん、公務員試験を1度経験されているため、試験勉強や面接の対策をどのようにすればいいか相談してもかまわない。

また、現場で働いている現職の声を聞けるのは、貴重な情報だ。例えば、現場ではどのような業務をしているのか、どんな業務があるかを聞けるだけでもプラスであり、公務員としてどのような姿勢で働くのがいいかも知ることができる。つまり現場での声を色々と聞けるのだ。したがって、公務員として働くうえで大切なことを少しでもわかっている状態で面接に臨めるため、試験においてプラスな方向になりやすい。

さらに、現職公務員の知り合いと話していると、試験対策をする時のモチベーションも上がる。試験対策をしていると、どうしてもやる気が起きる日もあれば、やる気が起きない日もあるだろう。このモチベーションの不安定さが、効果的な試験対策の質と量を決めていると言っても過言ではない。

やる気が起きないときの対処法については、次の章で詳しく述べていくので、引き続き読み進んでいただけると幸いだ。

氷河期世代の公務員試験に落ちた後、やる気が起きない時の対処法

氷河期世代で公務員試験に落ちた後、やる気が起きない時の対処法

公務員試験に落ちて、次回の試験まで時間がある場合、どうしてもやる気が起きない。そして、試験が近づくに連れて、焦って試験対策をする。これは落ちる人の典型例だ。公務員試験は長期戦であるため、早い段階から準備して試験に臨みたい。この章では、試験勉強でやる気が出る方法について紹介する。

方法①:ツイッターで仲間を見つける

何か目標に向かって努力する時、ツイッターで情報発信をして仲間を見つけることは、今や試験対策をするうえでの定石だ。実際、多くの公務員志望者の方が、公務員試験用のアカウントを作り、勉強報告や面接で聞かれたことを報告して、仲間と情報共有している。

もちろん、ツイッターのアカウントを開設して仲間を見つけたり、情報を探したりするだけの利用方法でも問題ないが、ぜひ、ここでは自らが発信者となって情報も発信しよう。勉強したことや実際に受けてみての感想など、1日の出来事を発信するようにツイートしてみる。

すると、情報のあるところに人が集まるように、自然に一緒に頑張っている氷河期世代の仲間が集まってきて、モチベーションを上げることができるだろう。結果、何か悩みがある時でも相談することができ、試験対策をするうえで大きな支えになるに違いない。

方法②:公務員転職の動画でモチベーションを上げる

動画で知識を得る人々が増えている状況において、公務員試験も例外ではない。筆記試験において、テキストで試験対策するだけなく、動画でわからない試験問題の種類を検索して、解法を勉強することもできる。もちろん、面接対策も例外ではない。

また、氷河期世代の公務員試験について、動画で試験対策の情報発信をしている人がいるため、以下の動画を紹介したい。ぜひ、モチベーションが上がらないときは、動画を見るだけでもいいので、公務員試験のために時間を使おう。

氷河期世代の公務員試験に受かる夢を想像しよう

公務員に転職できたことを想像しよう

これまで、氷河期世代の公務員試験に落ちた時、何が原因だったか、どう対策していけばいいか、やる気が起きなかったときはどうすればいいかを述べてきた。以下、簡単にまとめておく。

氷河期世代の公務員試験に落ちた理由
  • 辛い筆記試験で落ちる
  • 面接で落ちる
氷河期世代の公務員試験にもう一度落ちないためにすべきこと
  • なぜ落ちたのかを分析し、徹底的に対策し直す
  • 相談できる現職公務員の知り合いを作る
氷河期世代で公務員試験に落ちた後、やる気が起きない時の対処法
  • ツイッターで仲間を見つける
  • 公務員転職の動画でモチベーションを上げる

氷河期世代を対象にした公務員試験は、新卒の公務員試験に対し、倍率が高く、圧倒的に難しい。だからこそ、徹底的に対策して望まなければならない。したがって、モチベーションをいかに高くして対策できるかが合否の分かれ目だ。

思考は現実化するという言葉があるが、私たちは日ごろから何を考えるかで言動や行動が変わる。心の底から公務員になりたいなら、公務員になれることだけを考えて行動しよう。前向きな考えをした分だけ、公務員になれる確率が上がる。公務員になって人生を変えるんだと思って、試験対策を頑張っていこう。