正社員は諦めた!?諦める前にしてほしい3つのこととは?

就活を行っている人の中には、かなりの面接を受けたのにうまくいかないといった人も少なくない。不採用が続くと就職活動から逃げてしまいたいといった気持ちも芽生える可能性もある。また正社員として就職したが、働き方が合わずに退職した人。しばらく働いていないために就職諦めたと考えている人もいるだろう。昨今、働き方はたくさんある。なのでいっそ正社員は諦めたと、別の働き方を取る人もいるのではないだろうか。
しかし正社員を諦めたとしても、仕事をしなければ生活していくことはできない。他の方法で働くしかないのである。自分にあった働き方を見つける必要があるだろう。

本記事では「正社員は諦めた!」と決めてしまう前にできることや、正社員以外の働き方について紹介していこう。ぜひ本記事を参考に、自分に合った働き方や就職の仕方を見つけて欲しいと思う。

就職がうまくいかず正社員を諦めた…他に働き方はある?

就職がうまくいかず正社員を諦めた…他に働き方はある?

就職活動がうまくいかない、内定がもらえないと嘆いて正社員は諦めた方がいいかと考える人も数多くいるだろう。中には正社員を諦めてしまおうと考える人もいるかもしれない。最近では雇用の形も働き方も多様化している。そのため正社員以外の働き方を選択することも可能である。

しかしいきなり起業して生活するというのは難しいだろう。会社に雇われる形で働くことが大半だと思う。ここからは正社員以外の雇用形態について紹介していく。それぞれに良いところがあり、自分に合った働き方ができるかもしれない。

契約社員

契約社員とは「契約期間が決まっている」非正規雇用である。勤務時間はフルタイムであることが多く、正社員に準じた働き方である。正社員との違いはやはり雇用期間が決まっていることだと思われる。雇用期間も最長で3年間と決められている。契約期間は会社によって異なり、契約更新がなければ他の会社を探すことになる。自分で求人を探して応募しなくてはいけないので、就職活動をまたやらなくてはならないのだ。

派遣社員

派遣社員とは働いている企業に直接雇用されるわけではなく、派遣会社に雇用されている。給与や労働の条件などは派遣会社によって異なる。こちらも雇用期間は決まっていることが多く、契約更新がされなければまた他の企業へ派遣されることになるだろう。自分の希望に合った仕事を見つけやすく、就業するまで派遣会社にサポートしてもらえる。就業してからも就業先での悩みやキャリアについて相談できるので、とても心強い。

また「紹介予定派遣」という一定の派遣期間を終了すると、そのまま正社員として雇用してもらえる制度も存在する。

フリーター

アルバイトやパートで生計を立てている人を「フリーター」と呼ぶ。フリーターは時間給で働くことが多く、シフトも自分で決められることが多い。自分で休みを決められるため予定が組みやすく、プライベートを充実させやすいだろう。しかし雇用や給与が不安定であり、社会的仕様が低い。他にも正社員に比べ給与が低いというデメリットもある。

企業によってはアルバイトやパートから正社員として雇用する「正社員登用制度」をを設けている場合もある。

正社員を諦めたと決めつける前にやって欲しい3つのこと

正社員を諦めたと決めつける前にやって欲しい3つのこと

就職活動がうまくいかず「正社員は諦めた!」と決めつける前に、ぜひやってほしいことがある。誰にでもできることで、就職できる可能性をグッと上げることができるだろう。就職活動がうまくいかず心が折れそうでも、方法を変えてみたらうまくいくかもしれない。正社員は諦めたと決める前に、ぜひできることからやってみて欲しいと思う。

1:仕事に役立つ資格を取る

まず仕事に役立つ資格を取ることで、強みを作ることができる。経理や会計の仕事がしたいなら簿記、事務であればマイクロオフィススペシャリスト(MOS)など役立つ資格は多い。実務経験がなくても取れる資格はたくさんあるため、就職活動の前に取得することも可能だ。取得が難しい資格であれば、努力をアピールすることもできるだろう。

資格を持っていれば専門的な知識を要していると判断してもらえるため、就職活動において大きな強みとなる。資格が何もない人よりも、何か役立つ資格を持っている人の方が採用される確率は高くなるのではないだろうか。

2:他の雇用形態で実務経験を積んでから転職する

どうしても就職活動がうまくいかず、立ち止まってしまうこともあるだろう。そんな時は一度、雇用形態を変えてみるのもいいかもしれない。正社員雇用よりも、契約社員や派遣社員の方が雇用のハードルが低い傾向にある。なぜなら任せられる仕事が正社員に比べて、限定的だったりするからだ。またアルバイトやパートとして働き始めるのもいい。

どのような雇用形態であっても「実務経験」があるということが強みになる。実務経験があれば即戦力として考えてもらえる可能性がある。そのため経験を積んでから転職することもおすすめだ。

中には正社員登用制度を設けている会社もある。少し時間がかかるかもれないが、こういった制度を利用して正社員を目指すという手もある。

3:面接の練習をする

やはり就職活動において重要なのは「面接」だと思われる。就職活動がうまくいかない原因は、もしかしたら面接が上手ではない可能性もある。面接はされる質問や、大まかな流れがある程度予想できるため練習が可能だ。なので面接についてはしっかり練習する必要があるだろう。ここからは面接の練習におすすめの方法を紹介していくので参考にしてほしい。

・大学のキャリアセンターを利用

大学生であれば大学のキャリアセンターの利用をおすすめする。キャリアセンターでは面接の練習の他に履歴書の添削や、就職の相談にも乗ってもらえる。自分の通っている学校であれば、通いやすく便利だろう。

・ハローワークを利用

就職活動に役立つ知識を身につけることができるセミナーなどを開催している。利用登録すれば個別相談を受けることも可能である。面接の練習や履歴書の添削なども無料で行ってもらえる。学生でなくとも、誰でも利用できるのが嬉しいポイントである。全国各地に存在するため、足も運びやすい。しかし混雑していることも多いので予約が必要なこともあるので要注意だ。

・友人にお願いして練習する

面接の練習をするのに一番ハードルが低いのは友人と練習することではないだろうか。友人であれば連絡も取りやすく、日時の調整もしやすい。気心の知れた友人同士であれば、あまり緊張することもなく肩の力を抜いて練習できる。自分も面接官役を行えば、また新たな発見があるかもしれない。練習をたくさんすることは本番で緊張しすぎないために必要である。なので友人同士で練習することはすごくおすすめだ。

正社員を諦めたなんて言わないで!就職はやり方次第

正社員を諦めたなんて言わないで!就職はやり方次第

就職活動が思うようにうまくいかなければ心が折れることもあるだろう。もう正社員は無理だ諦めた、という気持ちもわかる。しかし就職はやり方次第で成功させることができるのだ。絶対に就職できないという人はいないだろう。

雇用形態は多様化してきてはいるが、やはり正社員で働くことのメリットは大きい。できることなら正社員で就職したいところである。就職を諦める前に、自分にできることはないか今一度見直してみてもいいかもしれない。

採用されるために自分に合った企業の求人を選ぼう

自分が本当にやりたい仕事は何かを改めて考えてみよう。ただなんとなく「ここがいいかな?」と求人を選んだりしていないだろうか。自分に合った求人を見つけるために必要なのは「自己分析」であると考える。自分にとって譲れない条件に優先順位をつけて書き出すことで、理想の企業・求人を見つけることができるだろう。

そしてその企業・求人には自分の持つスキルや経験、資格がマッチしているのだろうか。マッチしていなければ資格を取るために勉強してみるなど、自分にとって必要な行動が見えてくる。何もしないままなんとなく面接を受ければ、企業の欲しい人材とずれていて不採用となる可能性もあるかもしれない。

このように自己分析をして理想の求人に出会うことができれば、おのずと採用されたいと気合も入る。どう行動したらいいかも良く見えてくるだろう。自分に合った理想の企業の求人を選ぶことは、採用されるために必要なことであると言えるだろう。

正社員はメリットが多い

正社員はメリットが多い

以前に正社員は意味ない?正社員である3つの必要性とは?でも紹介してきたが、正社員で働くことにはメリットがたくさんある。正社員を諦めたと決める前に、ぜひ正社員でいるメリットを知ってほしいと思う。ここでは最大のメリットだと思われるものを3つ、紹介していこう。

・雇用と収入の安定

まず正社員として雇用されると、雇用期間の定めがない。よほどのことがない限り働き続けることができるのだ。アルバイトや契約社員など非正規雇用であれば、契約更新をしてもらえない可能性がある。そのため正社員は雇用が安定していると言えるだろう。

そして雇用が安定しているため、給料も毎月安定して入ってくる。正社員であれば毎月の給与の他に、ボーナスや退職金などももらえるので、非正規雇用の人と比べたら収入も多く安定している。

・福利厚生

正社員として雇用されると、充実した福利厚生を利用できることが多い。社会保険などに加え、家賃補助やホテルの割引などプライベートも充実させられそうなものもある。これは企業によって異なるが、アルバイトやパートなどでは利用することはできないだろう。

・社会的信用が高い

正社員で働いていると社会的信用が高い。これは雇用が収入が安定しているため、社会的信用が得られるのだ。ローン審査や賃貸を借りる時の審査も通りやすい。正社員として働いているので、ローンなどの支払いが滞る可能性が低いと判断してもらえるからである。

正社員を諦めたはもったいない!今からだって遅くない

これまで紹介してきた通り、働き方は多様化している。なので就職活動が思うようにうまくいかず、正社員は諦めたとしても生活できる。正社員にこだわらなくとも、働いて生活していくことは可能だろう。正社員でなくとも自分に合った働き方はあるかもしれない。

しかし正社員で働くことにはたくさんのメリットが存在する。今後の人生、先はとても長い。自分が望む、自分に合った場所で働いていきたいものである。

  • 正社員の他にも働き方はたくさんある。
  • しかし正社員にはメリットが多いので諦めるのは勿体ない!
  • 正社員を諦めたと決める前に、資格を取るなどできることから始めよう。

就職活動が思うようにうまくいかず、心が折れてしまいそうになることもあるだろう。しかしすぐに正社員就職を諦めた、と決めてしまうのは勿体ない。少し遠回りになったとしても、必ず正社員として就職する道はあるはずだ。今から行動したとしても、遅くないだろう。ぜひ本記事を参考に、少しでも正社員として就職するための手助けになれば嬉しく思う。